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平成24年度第1回難治研大学院セミナー(2012年5月17日)

 

  • 日時:平成24年5月17日(木曜日)17:30~18:30
  • 場所:医学部本館3階 大学院講義室2
  • 講演:「ヒト疾患特異的iPS細胞を用いた難治性免疫・血液疾患の病態解析」
  • 演者:齋藤 潤 先生(京都大学 iPS細胞研究所 特定拠点講師・主任研究者)
  • 抄録:ヒト人工多能性幹細胞(induced-pluripotent stem cells: iPS cells)は、再生医療への切り札として、早期の臨床応用への期待が高まっている。一方、患者由来のiPS細胞を用いた、疾患/患者特異的iPS細胞は、患者の病態を反映し、臨床へと結びつけるツールとして、疾患の病態解析や創薬などへの応用が可能なことから、医学・生物学分野への幅広い貢献が期待されている。本発表では、疾患特異的iPS細胞を用いた解析に適した血球分化系の開発と、それを用いた疾患解析の実例を示し、今後の展開についてまとめたい。ヒトES/iPS細胞からの血球分化系は様々な手法が開発されているが、疾患解析には、系が安定しており、かつ分化段階をステップワイズに観察できるものが望ましい。この点を念頭に置いて、血球分化系の開発を行った。我々の開発した分化系では、赤血球・巨核球・骨髄球の三系統への分化が可能であり、これを用いて疾患解析を行っている。本発表で、その実例について紹介する。