杉下陽堂准教授が「第14回 ロート女性健康科学研究賞」を受賞しました

診断治療法開発 創薬部門の杉下陽堂准教授が、研究助成「第14回 ロート女性健康科学研究賞」を受賞しました。

同賞は女性の妊娠・出産および健康長寿に関する研究を対象とし、産科婦人科研究に関する顕著な功績があり今後の発展が期待される研究者に贈られる名誉ある賞です。

2023年5月13日の第75回日本産科婦人科学会学術講演会にて受賞記念講演が開催されました。

 

講演テーマ
卵巣組織凍結Vitrification法における技術向上と普及を目指して

講演の様子

講演内容
医学の進歩によりがんを克服するがんサバイバーが増加する中で、がん治療後の妊娠の可能性を保存する(=妊孕性温存)治療に熱い視線が集まっている。本研究費における申請者らのチームは十数年にわたり小児、思春期・若年(Child, Adolescent and Young Adults:CAYA)世代にとって唯一の妊孕性温存療法である卵巣組織凍結を牽引し、世界で先行実施される緩慢凍結法より簡便なガラス化凍結法を開発・確立を目指してきた。ガラス化凍結法の標準化を目指して国内外にプロトコールの詳細を発表し、世界に向けたガラス化凍結法の啓発を試みている。申請者の主たる研究テーマは、卵巣組織ガラス化凍結法の治療成績の向上を目指し、現行の問題点を抽出して検証・改善することであり、今回上記演題名にて講演を行わせて頂く。

 

詳細は、下記をご覧ください。