病因・病態解析部門

山野 嘉久 部門長 ご挨拶

病因・病態解析部門(Department of rare diseases research)は、分子生物学、細胞免疫生物学、実験動物学、臨床医学などを専門とするスタッフから構成されています。それぞれの得意分野を活かして皆で協力し、「難病・希少疾患の病因や病態を明らかにしていくことによって治療法を開発していく」という大きな研究目標に取り組んでいます。

これまで私はHTLV-1関連脊髄症(HAM)という神経免疫性難病の診療・研究をライフワークとして行ってきましたが、難病患者にとって「今、病気の治療法は確立されていないが、病気を研究して治療法を開発する医師・研究者がいる」ということは、将来への希望につながり、闘病する意欲を支えることができるということを患者様方から教わり、決してあきらめずに新たな発見を信じて努力することをモットーに、日々取り組んでおります。

当部門の特徴は臨床に根差した研究を心がけている点です。「HAM・キャリア専門外来」や「再発性多発軟骨炎専門外来」を開設し、臨床と研究のお互いをリンクさせることにより、臨床に重要な研究を実施していくように努めています。また、研究成果の知財化、創薬・治療法開発へのトランスレーショナル研究や臨床試験なども積極的に推進しています。大学院学生の教育にも力を入れており、技術的な部分のみでなく研究デザインの立て方、結果の解釈、データのまとめ方、発表の準備や方法などについて、きめ細かい指導を心掛けています。我々はこのような活動を通じて、一日でも早く難病の患者様に朗報を届けることが 出来ますように、邁進していきたいと思っています。

研究者紹介

「病因・病態解析部門」連絡先

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HAMねっと

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    (月~金 10:00~16:00)